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日本語能力試験(JLPT)について解説!

日本語能力試験(JLPT: Japanese-Language Proficiency Test)は、日本語を母語としない人々の日本語能力を測るための試験です
日本国内外で広く認知されており、仕事や学業、生活の中で日本語の能力を証明する際に多く利用されます。
今日は、JLPTの概要と各レベルについてわかりやすく説明していきたいと思います。

試験の概要

目的
日本語の聴解、読解、文法などのスキルを総合的に評価することを目的としています。合格者には、そのレベルに応じた日本語の理解能力を証明する資格が与えられます。

試験の構成
試験は主に「文字・語彙」「文法」「読解」「聴解」の4つのセクションで構成されます。レベルが上がるにつれて、より高度な日本語能力が求められます。

実施時期
試験は年に2回、7月と12月に実施されます。世界中の多くの国と地域で受験することができます。

試験のレベル

JLPTは、N5からN1までの5つのレベルに分かれています。数字が小さいほど難易度が高くなります。

N5(初級レベル)

対象: 初歩的な日本語を学び始めた人
内容: 基本的なひらがな、カタカナ、簡単な漢字、そして日常的な挨拶や簡単な会話ができることを評価します。
例: 短いフレーズや簡単な文章を理解し、簡単な質問に答えることができる。

N4(初級から中級レベル)

対象: 基本的な日本語が理解できる人
内容: 日常生活で使われる基本的な文法や語彙、短い文章の読解、簡単な会話の聴き取りができることを評価します。
例: 簡単な会話や、日常生活に必要な簡単な文章の読解が可能。

N3(中級レベル)

対象: 日本語の基礎を十分に理解し、ある程度の日本語を使える人
内容: 日常生活や仕事で使う日本語の文法、語彙、長めの文章の読解ができ、一般的な会話を理解する力が求められます。
例: 職場での会話や、一般的なニュース記事の読解が可能。

N2(中級から上級レベル)

対象: より高度な日本語を理解し、幅広い場面で使える人
内容: ビジネスや学問に関連する難しい文法、語彙、複雑な文章の読解ができ、テレビ番組やニュースの内容を理解できることが求められます。
例: ビジネス会話や専門的な記事の読解が可能。

N1(上級レベル)

対象: 日本語のあらゆる面で高度な理解力を持ち、流暢に使いこなせる人
内容: 非常に高度な文法、語彙、難解な文章の読解ができ、抽象的な議論や複雑な内容の会話を理解できることが求められます
例: 専門書の読解や、学術的な議論の理解が可能。

試験の利用とメリット

就職・進学の際の利用
多くの日本企業や教育機関では、外国人の採用や入学の際にJLPTの合格証を参考にします。特にN2やN1レベルの合格者は、日本語でのコミュニケーション能力が高いと評価されます。

在留資格の取得
特定技能ビザの申請など、日本での在留資格取得の際にもJLPTの合格が有利に働くことがあります。

自己評価
JLPTは、学んだ日本語の力を客観的に測る良い機会です。どのレベルで受験するかは、自分の日本語能力に合わせて選ぶことができます。

JLPTは、日本語学習者にとって重要な指標であり、日本での生活や仕事をよりスムーズに進めるための有力なツールです。
試験の合格は、学習の成果を確認できるだけでなく、将来のキャリアや学業にも大きく貢献します。

各職種で必要な日本語レベル

日本で外国人が働く場合、求められるJLPTレベルは仕事の内容や職種によって異なります。
以下に、一般的な職種ごとに必要とされるJLPTレベルについて説明します。

JLPT N4またはN3レベルが一般的に求められます。
特定技能ビザ: 介護や外食業、製造業などの特定技能分野では、N4以上の日本語能力が求められることが多いです。
技能実習生: 職場での基本的な指示や日常的なコミュニケーションを行うため、N4程度の能力があれば適応しやすいです。

サービス業(ホテル、飲食店、小売業など)

JLPT N3レベルが求められることが多いです。
このレベルでは、日常的な接客や顧客対応に必要な日本語力が求められます。特に観光地や都市部でのサービス業では、N3程度の日本語が必要です。

一般的な事務職や営業職

JLPT N2レベルが求められることが多いです。
N2レベルでは、ビジネス文書の読解や、社内外でのメールや電話対応など、仕事上のコミュニケーションが問題なく行える能力が求められます。

専門職(エンジニア、研究職、医療職など)

JLPT N2またはN1レベルが必要になる場合が多いです。
特に高度な専門知識を必要とする職種では、N1レベルが求められることがあり、専門用語や複雑な会話を理解し、自分の考えを正確に伝える能力が重要です。

日本企業での管理職・上級職

JLPT N1レベルが求められることが一般的です。
N1レベルでは、日本人社員と対等に議論や交渉ができ、複雑なビジネス文書を作成する能力が求められます。また、会議の進行やプレゼンテーションなど、流暢な日本語でのコミュニケーションが必要です。

特殊なケース

 

外国語を主に使う職場(例えば、通訳や翻訳など)では、日本語能力がそこまで求められないこともありますが、それでも基礎的な日本語力があると業務が円滑に進むため、N4〜N3レベルは有利になります。

まとめ
日本での就労に必要なJLPTレベルは、職種や業界、企業のニーズに応じて異なります。一般的に、専門的な職種や上級職ではN2以上の日本語能力が求められますが、日常会話や簡単な業務をこなすためにはN4〜N3レベルでも十分な場合があります。自分が目指す職種や企業の要求を確認し、それに応じたJLPTレベルを目指すことが重要です。

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